灰ならし

種別・分類 住まう(住居・家具等)
アイヌ語名 アペキライ
ape-kiray
和名 灰ならし
サイズ(mm) 縦220 横142
材料・材質 木製
製作者 萱野茂
収集(製作)時期 1955~/昭和30年代
収集(製作)地域 二風谷
説明1(使用場所・方法) ロウセン(炉せん)といって、炉の灰をならすものである。囲炉裏が床より低くないので、柄を長くする必要がない。▼「アイヌの婦人は炉の中をいつも柔らかくして、アペキライ(灰ならし)で掃除しておかなければならないと子供のころから教えられて育ったものです。炉は火の神(アペフチ)の寝床であり坐る場所であるとアイヌは考えるので、水をこぼしたり子供が足を踏み入れたりすることのないように気をつけて、いつも柔らかくきれいにならしてありました。(文献1-P99)」▼
説明2(製作方法) 材はクルミ。▼「カエデ(文献2-P112)」▼「アペキライというのは火の櫛ということで、形が櫛に似ていることからつけられた名前です。かえでのような木質の堅い木を選んで作ります。材料をたて割りし、板状に削って形をととのえ、それに切り込みを入れて五本の歯をつけます。(文献1-P100)」▼
博物館資料No. NAH-M-19910573
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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