火打ち石

種別・分類 住まう(住居・家具等)
アイヌ語名 スマ
kar-suma
和名 火打ち石
サイズ(mm) 幅20~50
材料・材質 白珪石
製作者 萱野茂
収集(製作)時期 1977/昭和52年
収集(製作)地域
説明1(使用場所・方法) 「火打ち石として用いられたのは直径五~六センチくらいの白い珪石で、これを左手に持ち、右手に持ったカラカニを力いっぱいかちんかちんと打ちつけて、火花を飛ばします。このわずかな火花を、カラパシシントコ(火つけ炭入れ)の中に入れたカラパシという炭の粉につけるのです。(文献1-P90)」▼「このカラパシシントコのふたにはカラカニを紐で結びつけておき、カラスマと一緒にがま草で編んだカロプという小物入れに入れておきました。カラスマやカラパシを使って火を起こすのは新しく家を建てたときか山に狩りや漁に出かけるときで、ふだんは炉の火種を絶やすことはありませんから、使うことはほとんどなかったようです。しかし山に行くときには忘れてはならない道具になります。文献1-P91)」▼
説明2(製作方法) 「サクラ、鉄、サルノコシカケ(文献2-P108)」
博物館資料No. NAH-M-19910582
収蔵場所 平取町立二風谷アイヌ文化博物館
文化財指定 国指定重要有形民俗文化財

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