北海道の地震災害につきまして、全24地震54断層モデルの被害想定結果が公表されましたのでお知らせします。対象となる地震モデルの最大震度は「平取町の地震被害想定結果」のとおりとなっています。
地表における最大の想定震度は、石狩低地東緑断層帯南部(断層上端深さ3㎞)モデルの地震動が6.7(震度7)と想定されています。他のモデルの地震も含めいつ何時起きるかは予測できませんので、窓ガラス、外壁、天井等の落下防止対策やブロック塀等の倒壊防止など、総合的、計画的な耐震化に努めましょう。
平取町の地震被害想定結果
地震名 |
断層モデル |
最大地震動 |
震度 |
十勝平野断層帯主部 |
45_2 |
5.2 |
6弱 |
富良野断層帯西部 |
45_3 |
4.9 |
5弱 |
増毛山地東緑断層帯 |
30_2 |
4.6 |
5弱 |
沼田-砂川付近の断層帯 |
30_4 |
4.9 |
5弱 |
石狩低地東緑断層帯南部(深さ3㎞) |
30_2 |
6.7 |
7 |
30_3 |
6.5 |
7 |
|
月寒背斜に関連する断層 |
― |
5.1 |
5強 |
十勝沖の地震 |
― |
5.6 |
6強 |
北海道北西沖 |
№2 |
4.8 |
5弱 |
北海道南西沖 |
№2 |
5.1 |
5強 |
北海道留萌沖(走向N225E) |
№2 |
5.3 |
5強 |
※気象庁震度階級関連解説表
震度階級 |
人の体感・行動 |
屋内の状況 |
屋外の状況 |
5弱 |
大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。 |
電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ちることがある。座りの悪い置物の大半が倒れる。固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある。 |
まれに窓ガラスが割れて落ちることがある。電柱が揺れるのがわかる。道路に被害が生じることがある。 |
5強 |
大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。 |
棚にある食器類や書棚の本で、落ちるものが多くなる。テレビが台から落ちることがある。固定していない家具が倒れることがある。 |
窓ガラスが割れて落ちることがある。補強されていないブロック塀が崩れることがある。据付けが不十分な自動販売機が倒れることがある。自動車の運転が困難となり、停止する車もある。 |
6弱 |
立っていることが困難になる。 |
固定していない家具の大半が移動し、倒れることもある。ドアが開かなくなることがある。 |
壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある。 |
6強 |
立っていることができず、はわないと動くことができない。 揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。 |
固定していない家具のほとんどが移動し、倒れる物が多くなる。 |
壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物が多くなる。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。 |
7 |
固定していない家具のほとんどが移動したり倒れたりし、飛ぶこともある。 |
壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する建物がさらに多くなる。補強されているブロック塀も破損するものがある。 |