文化の日

更新日:2025年11月04日

公開日:2025年11月04日

11月3日、菊薫る文化の日。

平取町では、毎年この日を中心とした数日間、各地域で文化祭が開催されます。内容は地域の文化協会などに加入する文化系サークルや団体などが、作品の展示、ダンスや踊り、ピアノ、歌謡などを発表するものとなっています。この期間、町民がこぞって普段の練習やこの日のために作成した作品などの成果を披露する機会となります。
展示などを毎年拝見させていただいておりますが、絵画や書道、生け花などの作品をはじめ、手芸やトールペイントなど、保育園の園児から高齢者までの作品がずらりと展示され、毎年すばらしい作品を出展されている方はもちろん、「この方がこんな作品を出展しているんだ!」など、町民の意外な一面に触れる時もしばしばです。
本町、振内、貫気別のそれぞれの会場では作品展示のほかに、本格的なお茶のサービスや手打ちそば、野菜や漬物などの販売なども行われ、来場者を楽しませてくれています。
人口減少に伴い、作品の数も以前より少なくなった印象もありますが、この文化祭を盛り上げようとそれぞれの地域で頑張ってくれています。守らなければならない地域の大切なイベント。文化協会はじめ町民の皆さんの力で、今後もつないでいってほしいと願っています。

11月3日は恒例の表彰式が執り行われる日でもあります。各分野で町の発展に貢献した方々を称え、表彰状や記念品を贈呈させていただいています。今年も産業、福祉、教育文化などの分野で貢献された方々を表彰させていただくことにしています。
今年は平取町としては初めての表彰となる「栄誉賞」を当町出身の藤谷 瞭至君(ふじや りょうじ 君 21歳)に贈らせていただきます。彼はFISU冬季ワールドユニバーシティゲームズ2025スノーボードビッグエア競技において、普段の練習の成果を遺憾なく発揮し、見事金メダルの栄冠を獲得しました。平取町にとっても快挙ですし、さらに自身の目標をめざして大きく飛躍してほしいと思っています。「がんばれ!リョウジ!」

表彰式は晴れ晴れしい場ではありますが、私にとっては少し試練の日でもあります。表彰状を渡すという役柄から、毎年モーニングコートを着用し式に臨んでいます。このコートは、私の父が生前、褒章を授与された際に新調したもので、すでに20年近くが経過していますが、生地もまだまだしっかりとしていて、サイズもほぼ私の体に合っているものとなっています。ただ一つの難点が、コートの下に着用するベストがなぜか少し小さく、ボタンをかけると胸と腹の脂肪をきついフィット感が襲い、いわゆるボンレスハム状態に近くなり、少し呼吸にも影響を与えるような状況に陥ってしまうのです。万が一、表彰式の最中にそのベストのボタンがはち切れ、ぶっ飛んで受賞者の顔でも直撃しようものなら、大変なことになるなぁ…なんてことも心配したこともありました。今年は文化の日の数日前から、このベストのキャパにおさまる体形になるよう、食事などには気をつけましたので、少し改善が図られていると思います。心も体も晴れやかに表彰式で皆様をお祝いしたいと思います。
「受賞者の皆様、おめでとうございます。」